読書を習慣化したい|無理なく続く「読書習慣」を身につける8つのコツ

読書の楽しみ

「読書を習慣にしたいけれど、なかなか続かない」
「本を買っても、最後まで読み切れないまま積んでしまう」

そんな悩みを抱えている人は、決して少なくありません。大人になると、仕事や家事、日々の用事に追われて、読書のための時間を確保するのが難しくなりがちです。

ですが、読書は必ずしも長い時間や特別な環境を必要とするものではありません。小さな行動を、無理のない形で積み重ねていくことができれば、自然と生活の中に読書が根付いていきます。

この記事では、忙しい大人でも取り入れやすい「読書習慣を身につける8つのコツ」と、続けるための考え方をご紹介します。

なぜ大人は読書を習慣化しにくいのか

大人になると、「まとまった時間が取れない」「疲れていて集中できない」といった理由から、読書を後回しにしてしまいがちです。また、

きちんと理解しなければならない
最後まで読まなければ意味がない
難しい本を選ばないといけない

そんな思い込みが、知らず知らずのうちに読書のハードルを上げていることもあります。

だからこそ、まずは考え方を少しゆるめて、読書を「頑張るもの」ではなく「気軽に触れるもの」として捉え直すことが大切です。

大人のための「読書習慣」を身につける8つのコツ

読書を習慣にするために大切なのは、特別な努力や強い意志ではありません
日常の中に無理なく組み込める工夫を、少しずつ取り入れていくことです。

ここからは、忙しい大人でも実践しやすい「読書習慣を身につけるための具体的なコツ」を8つ紹介します。どれも今日からすぐに始められるものばかりなので、自分に合いそうなものを選びながら読み進めてみてください。

小さな目標を立てる

読書を習慣にしようとすると、「毎日30分読む」「月に何冊読む」といった目標を立てたくなります。しかし、最初から高い目標を設定すると、できなかった日にモチベーションが下がってしまいがちです。

大切なのは、確実に続けられる小さな目標を設定することです。たとえば「1日2〜3ページだけ読む」「寝る前に本を開くだけ」「移動時間に数分読む」などで十分です。

読む量よりも「今日も本に触れた」という事実を積み重ねることが、読書習慣への第一歩になります。

好きなジャンル・テーマの本を選ぶ

習慣化を目指す段階では、「役に立ちそうな本」や「読まなければならない本」よりも、自分が興味を持てる本を選ぶことが大切です。

趣味に関する本やエッセイ、短編作品など、気負わず読める内容で構いません。面白いと感じる体験を重ねることで、読書そのものが楽しみな時間に変わっていきます。

読書の幅を広げるのは、習慣が身についてからでも遅くありません。

 読み切りやすい文庫本・薄い本から始める

「厚い本を見ると、それだけで疲れてしまう」という人も多いのではないでしょうか。その場合は、最初からボリュームのある本に挑戦しようとせず、短時間で読み終えられそうな本を選ぶのがおすすめです。

薄めの文庫本やページ数の少ない本は、「最後まで読めた」という成功体験を得やすくなります。また、文庫本は持ち運びしやすく、スキマ時間にも読みやすいのが魅力です。

読書と相性のよい環境を整える

読書に集中できるかどうかは、環境に大きく左右されます。自宅で読む場合は、スマホの通知やテレビなど、気が散りやすいものを一時的に遠ざけてみましょう。

必ずしも静かな場所でなくても構いません。「この椅子に座ったら読む」「この時間帯は読書をする」といった自分なりの読書ルールを決めるだけでも、気持ちを切り替えやすくなります。

 インテリアや読書グッズを味方につける

読書時間を心地よいものにするために、ちょっとした工夫を取り入れるのも効果的です。栞やブックカバー、手元を照らすライトなど、気に入ったアイテムがあると、本を開くきっかけになります。

温かい飲み物を用意したり、落ち着く香りを取り入れたりすることで、読書時間そのものがリラックスできるひとときになります。

 本を常に携帯する

読書のための時間は、意識して探してみると日常の中に意外と多くあります。通勤・通学の移動中や、外出先での待ち時間、少し早く着いてしまったときなど、ほんの数分のスキマ時間は思っている以上にあるものです。

そうした時間に本が手元にあれば、特別な準備をしなくても自然と読書に触れることができます。バッグに文庫本を1冊入れておくだけで、「時間があれば読む」から「本があるから読める」という状態を作ることができるのです。

最初は数ページ読むだけでも十分です。短い時間でも本を開く回数が増えることで、読書が生活の中に少しずつ溶け込んでいきます。

 アラームやタイマーを活用する

気分が乗らない日には、あらかじめ読む時間を短く区切ってみましょう。5分や10分だけタイマーをセットすることで、「この時間だけは集中して読もう」という気持ちに切り替えやすくなります。

時間が限られていると、かえって集中力が高まることもあります。長く読むことを目標にせず、短時間でも本に向き合えたという経験を積み重ねることが大切です。

「今日は少しだけでも読めた」という実感が、次の日にまた本を手に取るきっかけになっていきます。

 読書記録を残す

読書の履歴を残すことで、これまでの積み重ねが目に見える形になります。読んだ本のタイトルや日付を簡単に書き留めるだけでも、「意外と続いている」という実感を得ることができます。

特別な記録や細かい感想を書く必要はありません。ノートや手帳、カレンダーに印をつけるだけでも十分です。続いていることに気づけると、自信が生まれ、自然と読書を続けたい気持ちにつながっていきます。

読書習慣を続けるために意識したいポイント

読書を始めることができても、続けていく中でつまずいてしまうことは決して珍しくありません。最初は楽しくページをめくっていても、忙しさや気分の変化によって、思うように読めなくなる時期が訪れることもあります。

「積んだ本が増えてしまった」と感じる瞬間があっても、それは読書に向いていないということではなく、ごく自然な流れです。

そこでここでは、読書を無理なく続けていくために、あらかじめ意識しておきたい考え方や向き合い方を整理します。少し気持ちが楽になるヒントとして参考にしてみてください。

読みかけの本は2〜3冊までにする

読みかけの本が増えすぎると、「どれから読めばいいのかわからない」「全部中途半端になっている気がする」といった気持ちが生まれやすくなります。その結果、「読まなければならない」というプレッシャーが、かえって読書から遠ざけてしまうこともあります。

手元に置く本を2〜3冊程度に絞ることで、選択に迷う時間が減り、自然と本に向かいやすくなります。「今日はこの本を少し読もう」と決めやすくなるだけでも、読書へのハードルはぐっと下がります。

もし今、読みかけの本が多すぎると感じたら、一度本棚に戻しても構いません。今の自分が読みたい本だけを、そっと手元に残しておきましょう。

冊数よりも「何を読んだか」を大切にする

読書というと、「何冊読んだか」「どれくらいの量を読んだか」に目が向きがちです。
ですが、本当に大切なのは、どれだけ読んだかよりも、「何が心に残ったか」という点です。

たとえ数ページしか読めなかったとしても、「この表現が好きだった」「この考え方に共感した」と感じられたなら、それは十分に意味のある読書体験です。

完璧に理解しなくても構いません。すべてを覚えようとせず、ひとつでも印象に残る言葉があれば、それはあなたの中にきちんと残っています。

合わない本は無理に読まなくていい

読んでいて苦痛を感じる本や、どうしても気持ちが乗らない本は、途中で読むのをやめても問題ありません。最後まで読み切ることだけが、読書の価値ではないからです。

今の自分の気分や生活リズムに合わない本もあります。それは本が悪いのでも、あなたが悪いのでもありません。

読書は義務ではなく、自分の時間を心地よく過ごすためのもの。「やめる」という選択も、読書を続けるための大切な判断のひとつです。

わからない部分があっても読み進める

細かい部分まで理解しようとせず、流れを追いながら読む意識を持つことが、習慣化には大切です。読書をしていると、内容が難しく感じたり、理解しきれない部分に出会うことがあります。
そんなときに立ち止まりすぎてしまうと、読むこと自体が負担になりやすくなります。

細かい部分まで完璧に理解しようとせず、まずは全体の流れを追いながら読み進める意識を持つことが、読書を習慣にするうえで大切です。

後から読み返したときに、理解が深まっていることもあります。「今はわからなくてもいい」と思える余裕が、読書を長く楽しむ支えになります。

本屋や図書館で新しい出合いを楽しむ

本屋や図書館を訪れると、目的とは違う場所で思いがけない本と出合うことがあります。表紙やタイトルに惹かれて手に取った一冊が、意外と心に残ることも少なくありません。

こうした偶然の出合いは、読書を続けるうえでの大きな楽しみのひとつです。「探していなかった本」との出合いが、読書の世界を広げてくれます。

気負わず、棚を眺めるだけでも大丈夫。その場の空気を楽しむことも、読書時間の一部です。

読書を習慣にして、日常を少し豊かに

本は毎日たくさん読む必要はありません。ほんの少しずつでも続けていくことで、自然と生活の中に溶け込んでいきます。

今日、本を1ページ開くだけでも、それは立派な一歩です。その積み重ねが、いつの間にか「読むことが当たり前」の感覚を育ててくれます。

無理をせず、自分のペースで、あなたらしい読書習慣を大切に育てていきましょう。本を読む時間は、静かに日常を豊かにしてくれる、心強い味方になってくれます。

 

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